【#FTR223】FTRのアイドリング不調
この間、林道行ったときにアイドリングの不調を感じた。140kmくらい走って帰りになって症状は顕著になった。走り出しから全開走行までは問題ないものの、信号ストップでシフトダウンしつつブレーキで停車しても回転が下がっていかない。
スロットルスクリューをいじっても回転がほぼ変わらない。出足トルクがなくて回転上げてからクラッチミートしていかないとエンストしそうになる。薄いような感じだけどマフラーからはガス臭い。
2次エアの疑い
回転の収まりが悪いのはだいたい2次エアを吸っている。が、マニホールドは問題なさそう。さて、原因はなんだろね。
エアカットバルブ不良
エアインジェクションに蓋をしてキャンセルしたときに、(蓋の)マニュアルに沿ってインマニ負圧ホースをエアカットバルブに繋いだ。元々の配管でも分岐はしているがエアカットバルブに繋がっているので、すべて正常な場合はこの方法でもいいんだけど、経年劣化してくると問題は変わってきます。
エアカットダイヤフラムのゴムが末期だった
外してみるとダイヤフラム本来の動きは完全になくなっており、固まってゴソッと取れた。ゴムに触ってみると手に黒いものがベタッとついた。コールタールのような嫌な感じ。ゴムが原料に戻ってしまったようだ。
エアカットバルブは単品での取り扱いは無いので非常に高額。ゴーストガレージさんが単品出品していたけど、ちょっと足掻いてみようかな。
通常はやってはダメだけどキャブクリーナーにドブ漬けしてみた。
流動化したゴムは除去できたが、ほぼ繊維だけ残っている状態。幸いにもパッキンとしてはなんとか使えそう。
エアインジェクションもキャンセルしているし、この際エアカットバルブもキャンセルしてしまおう作戦。ホースに盲栓をして独立させた。インマニも同様に栓をした。
今回の不調の原因は、おそらくゴムが流動化して穴が空いていて、インマニの負圧によって2次エアを吸っていたのと同様な症状が起きた。さらに負圧によりピストンバルブの動きも阻害していたと考えられます。
エアカットバルブとは
そもそもどのような機能があるのか。簡単に書くと高回転からアクセル全閉したときに燃料が薄くなり、アフターファイヤが発生しやすくなるので、そこに燃料を吹いて防止してやるという機構ですね。
ついでに軽くオーバーホールしてメインジェットを#125、スローは#38にして組み直した。