摘果とフラン病の処理。作業日誌:2023.05.11

神奈川県から長野県安曇野市に移住。現在、安曇野おぐら果樹農産にて雇用就農という形式で新規就農にむけて研修中の元WEBクリエイターです。各記事の内容等は随時修正する場合があります。

5月11日 (木) 日の出 04:46 日の入 18:44 最高19℃ 最低5℃

本日の作業は梨の摘果続きとリンゴのフラン病の点検・処理をしました。

フラン病とは

せん定痕や摘果した後の果台部に残された果柄など、 リンゴ樹にできた傷口から感染する。伝染源は柄胞子と子のう胞子である。柄胞子は雨滴とともに分散し、子のう胞子は雨などで病斑が濡れると空気中に放出される。これら胞子がリンゴ樹の傷口に達すると感染し、 1年近くの潜伏期間を経たのち発病する。

https://www.agries-nagano.jp/pest/139.html

発病すると水分・養分が行き渡らなくなり葉が落ちて枯死する。幹に楕円状に広がり、腐敗したような感じになります。

発症した枝は剪定し、焼却処分。幹に発症した場合は皮を削って茶色くなった部分を削り落とす必要がある。杉の皮のような色だが腐敗しているため柔らかい。

後処理

腐敗部を削り落とした後、トップジンMオイルペーストを塗布する。削りカスも集めて焼却処理が望ましい。

切除した枝から感染したと思われる、直径15センチほどの主幹。ぐるっと皮を剥いでみると全周にわたって腐乱していたので、残念ながら主幹を発症部分以上を切除することになった。

作業日報,フラン病,リンゴ

Posted by toriusa