【就農補助金】雇用就農資金(旧:農の雇用)

神奈川県から長野県安曇野市に移住。現在、安曇野おぐら果樹農産にて雇用就農という形式で新規就農にむけて研修中の元WEBクリエイターです。各記事の内容等は随時修正する場合があります。

引越の梱包も一段落。気温が上がる時間帯は作業大変です。しばしクーラーに当って休憩しつつ、前々から存在は知りつつも直接関係ないかなーと思っていた就農補助金について調べてみました。

新規就農の方法として里親研修での補助金について過去に投稿していましたが今回は、企業に就職という形をとって就農を目指すというもの。農の雇用という名称だったのが雇用就農資金という名称に変更になったようです。

補助金を受けて研修をするというのは就農を目指す人にとっては何も変わりませんが、問題なのは国の補助金である「新規就農者育成総合対策 就農準備資金」に申請して受理されないともらうことができないということ。これは国の事業であり、就農コーディネーターさんともお話をしましたが、必ずもらえるものではないという点と、毎年コロコロ内容が変わっている点が不安を煽りますよね。

対して雇用就農資金のほうは、国の事業であることは変わりありませんが、農業法人に対してやり取りを行っていて年数回の募集期間に申請すれば、まず通るのではないかと思われます。※1割位落ちてるのが気になるけどw

応募要件

農業法人等の要件

(1)おおむね年間を通じて農業を営む事業体(農業法人、農業者、農業サービス事業体等)等であること。
(2)十分な指導を行うことのできる指導者(当該農業法人等の役員又は従業員で、5年以上の農業経験を有する者等)を確保できること。 (3)新規雇用就農者との間で正社員として期間の定めのない雇用契約を締結すること(独立が前提の場合は、期間の定めのある雇用契約で可)。
(4)働きやすい職場環境整備に既に取り組んでいるか、新たに取り組むこと。
(5)雇用保険及び労災保険に加入させること(法人の場合は厚生年金保険及び健康保険にも加入)。
(6)1週間の所定労働時間が年間平均35時間以上であること(新規雇用就農者が障がい者の場合は20時間以上で可)。
(7)過去5年間に本事業、農の雇用事業等の対象となった新規雇用就農者が2名以上いる場合、当該就農者の農業への定着率が2分の1以上であること。
(8)研修内容等を就農に関するポータルサイト(農業をはじめる.JP)に掲載していること。

https://www.be-farmer.jp/farmer/employment_fund/original/

研修生にとっては雇用保険・労働保険に加入というのが好条件になりますね。その他の項目についてはまず問題ないかと思います。

新規雇用就農者の要件

(1)支援終了後も就農を継続又は独立する強い意欲を有する50歳未満(採用時点)の者であること。
(2)支援開始時点で、採用されてから4ヶ月以上12ヶ月未満であること。
(3)過去の農業就業期間が5年以内であること。
(4)原則として農業法人等の代表者の3親等以内の親族でないこと。
(5)過去に就農準備資金、農業次世代人材投資資金(準備型)等で同様の研修を受けていないこと。

https://www.be-farmer.jp/farmer/employment_fund/original/

3親等以内の親族に農業者が居ない50歳未満で過去に就農経験がなく、採用から4ヶ月以上1年未満であれば特に問題はないと思われます。

支援内容

支援の内容は3タイプあります。

https://www.be-farmer.jp/farmer/employment_fund/original/

「雇用就農者育成・独立支援タイプ」は農業法人に就職するタイプかと思いきや独立も支援するタイプでちょっと謎です。新規就農を目指している方は「新法人設立支援タイプ」になるとおもいます。もう一つある「次世代経営者育成タイプ」は新規就農とは関係なさそうなので省略します。

「新法人設立支援タイプ」であれば、もらえる年額は新規就農者育成総合対策 就農準備資金(年間150万円)とほぼ同じ額かつ、3年目までもらえます。4年目は年額60万円になってしまいますがもらうことも可能です。

就農を決めた土地で研修生募集をしている農業法人があれば、雇用就農資金を利用して就農するのが得策ではないかなと思います。

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Posted by toriusa